作家情報

■ 基本情報

生年:1988年
出身地:北海道恵庭市
拠点:東京・日本
オフィシャルSNS:インスタグラム

■ プロフィール文

「因幡都頼は、1988年北海道恵庭市生まれ。武蔵野美術大学日本画学科卒業後、2023年より同学科の非常勤講師。「proep」所属。日本古来の俯瞰構図を基盤に、日常の気づきや時代の空気をやわらかな筆致で描き、記憶と忘却のあいにある感覚を物語として紡ぐ。〈META-UNIVERSE〉などで現実と仮想の境界を探求し、個展多数。岡本太郎賞など公募展で入選。」

■ 略歴

1988年北海道恵庭市生まれ。2012年、武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業。2023年より同学科非常勤講師を務める、ARTグループ「proep」所属。

「見る角度を変えて観る」というテーマのもと、日本古来の絵画様式でもある俯瞰構図(アイソメトリック)を取り入れながら、日常の中で感じた気づきや時代の空気をやわらかなまなざしで描いている。
作品には、忘れていくことと記憶にとどめること、そのあいだにある曖昧な感覚が流れている。おとぎ話や伝承のように、時代によって形を変える「物語」のように、自身の感じた瞬間を記録することで、見る人それぞれの心のどこかにある一日の断片とつながるような、そんな余白を大切にしている。

■ 技法・表現の特徴

2017年頃:例えば「平成炎上図」など大型作品を通じて、スケール感を持った画面で世相・現代の「炎上」「過剰さ」を視覚化していた。

2018〜2020年:連作シリーズ「幸辛物語(こうしんものがたり)」を開始し、高知麻紙や岩絵具・アクリルを用いて、日本画の技法と現代的モチーフを融合。俯瞰構図による群像表現が明確に。

2022年:「目他‐ユニバース/META-UNIVERSE」で、仮想現実=メタバース的な空間、”他人の目線(視点)”を通した俯瞰構図といった作品群を発表。視覚・認識のズレや多層的世界に焦点。

2023年:「広すぎて、狭すぎて」では、日常の中の“認識の余白”“見えない断片”へと視点が寄り、モチーフもスーツ姿サラリーマン/制服女子高生/空想生物など現実とフィクションの混在へ。俯瞰/メタな視点がより強調され、視覚の矛盾・情報過多の時代に対する問いを作品化。

このように、技法や画材、日本画由来の素材感は一貫しているものの、モチーフ・構図・テーマの深化および拡張が見られます。俯瞰構図+群像表現という基盤から、“メタ視点”“仮想と現実の交錯”“認識の限界”というテーマへと展開している点が特徴です。

代表作品

代表作品1-幸辛物語

作品名:幸辛物語
制作年:2022
素材:高知麻紙、アクリル、墨、胡粉、水干絵具、岩絵具
サイズ:910 × 1440mm


代表作品2-進行方向

作品名:進行方向
制作年:2025
素材:アクリル, 紙, パネル, 木, 和紙, 墨, 顔料
サイズ:240.3 × 410 × 200 mm

Exhibitions

■ Solo Exhibitions

年:2015年
展覧会名:因幡都頼 個展
会場名:GALLERYSOU
開催地:札幌・北海道
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年:2022年
展覧会名:目他-ユニバース/META-UNIVERSE
会場名:watowagallery/elephant STUDIO
開催地:東京・日本
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年:2023年
展覧会名:広すぎて、狭すぎて
会場名:galleryMONMA
開催地:札幌・北海道
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年:2024年
展覧会名:うやむやな撮れ高
会場名:有楽町
開催地:+dayone gallery
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■ Group Exhibitions

年:2023年
展覧会名:アート&デザイン2023 大人の芸術祭
会場名:武蔵野美術大学
開催地:東京・日本
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年:2024年
展覧会名:ネオジャパ!展
会場名:the GALLERY OMOTESANDOU
開催地:東京・日本
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年:2025年
展覧会名:スクロール展
会場名:Artglorieux GALLERY
開催地:東京・日本
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Awards

2017年 「第20回 岡本太郎現代芸術賞」展 入選(川崎市岡本太郎美術館)

2021年 「第8回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞」展 優秀賞(豊橋市美術博物館)

2022年 「第25回 岡本太郎現代芸術賞」展 入選(川崎市岡本太郎美術館)

2023年 「11回 前田寛治大賞」展 入選(日本橋高島屋・倉吉博物館)