作家情報

■ 基本情報

生年:1994年
出身地:埼玉県
拠点:日本・東京
オフィシャルSNS:インスタグラム

■ プロフィール文

2021年アメリカに渡りベビーシッターとして働きながら、資本主義や啓蒙主義、差別を体感、思いを巡らせ、2023年にアーティスト活動を開始しました。渡米前に仏教の思想を学んだことも影響し、世界に対する問題提起の思いを作品に込めるようになりました。ジグザグの筆致は二項対立の矛盾や対立を超えた立場をとる「中道思想」、混色せずに併存するカラフルな色彩は「対話」を意味しています。思想と思想、個人と個人、国と国。何色もの色彩が混ざり切ることなく、ギザギザに共存する作品は、様々な問題を抱えながらも、個々が自立し、リスペクトしあいながら対話をしていく、バランスをとることで共存している、社会を表しています。

■ 略歴

1994年埼玉県生まれ。2017年、多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。卒業後、仏壇店での勤務を通じて仏教思想を学び、2021年に渡米。ベビーシッターとして働くなかで、資本主義や啓蒙主義、差別といった社会の構造を体感し、2023年より本格的にアーティストとしての活動を開始した。主な個展に「what do you value?」(2023, GALLERY ROOM・A / 東京)、「Youth」(2023, ERIC ROSE / 東京)、「independence」(2024, 帝国ホテルプラザ東京)など。主なグループ展に「Strong # Kawaii」(2022, 帝国ホテルプラザ東京)、「IGNITION Japan-Taiwan Exhibition」(2023, 333 gallery / 台湾)など。2017年、多摩美術大学卒業制作展優秀賞受賞。作品に描かれるジグザグは中道思想を、混ざり合わず共存する色彩は対話を象徴する。孔子やアリストテレスの思想に通じるように、現代社会の不均衡に対し、失われつつある生命エネルギーを絵画として提示している。

■ 技法・表現の特徴

・2015〜2017年頃: 多摩美術大学在学中の初期作品では、現代社会の息苦しさから離脱しようとする個人的な衝動が中心にあった。自由な筆致と明快な色彩がジグザグに交錯し、感情の起伏や自己解放への意志が抽象的に表されている。絵画は、内なる感情のリズムを可視化する場であり、個人の生きづらさを超えようとする“出口”のような存在であった。

・2018〜2020年頃: 卒業後、仏壇店での勤務を通して仏教思想に触れ、「中道」という概念への理解が深まる。対立や偏りを超えて調和を見いだす思想が、表現の背後に思想的な基盤として築かれていった。この頃の作品には、ジグザグの筆致が生命のリズムや精神の均衡を象徴するかのように現れ、個人の内面に潜む「静けさ」や「祈り」が色と線の対話として描かれている。

・2021年: アメリカでの生活経験は、瀧澤にとって大きな転機となる。異文化の中で資本主義や差別といった社会構造を体感したことで、彼女のまなざしは個から社会へと広がった。絵画は自己表現の領域を超え、「世界に対する問いかけ」の手段となる。以降の作品では、ジグザグの筆致が「中道思想」の象徴として定着し、混ざり合わず並立する色彩が「共存」や「対話」を示すようになる。

・2022〜2023年頃: 近年は、抽象的な筆致や形の中に、著名人や象徴的なアイテムといった具象的モチーフを取り入れるなど、思想や感情を“言葉を超えて伝える”試みが進んでいる。彼女が描く“SUPERSTAR”たちは、物質主義が支配する時代の中でも人々の心に生き続ける「生命エネルギー」の象徴として現れ、芸術のもつ倫理性や精神性を静かに問いかけている。

このように瀧澤の創作は、内面的な自己解放の衝動から始まり、精神的探求、そして社会との対話へと段階的に発展してきた。ジグザグの筆致と鮮やかな色彩によって描かれる世界は、分断と過剰が渦巻く現代の中で、人間らしさと調和を取り戻そうとする“生命の記録”であり続けている。

代表作品

代表作品1-fighting woman

作品名:fighting woman
制作年:2021
素材:キャンバス・アクリル絵具
サイズ:455mm × 380mm


代表作品2-Balance woman

作品名:Balance
制作年:2022
素材:キャンバス, 油彩
サイズ:910 × 720.7 × 300 mm

Exhibitions

■ Solo Exhibitions

年:2024年
展覧会名:LIFE
会場名:銀座 蔦屋書店
開催地:東京・日本
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年:2024年
展覧会名:Independence
会場名:MEDEL GALLERY SHU
開催地:東京・日本
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年:2023年
展覧会名:what do you value?
会場名:Gallery ROOM A
開催地:東京・日本
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■ Group Exhibitions

海外

年:2025年
展覧会名:IGNITION Japan-Taiwan Exhibition by Artsticker
会場名:333 GALLERY
開催地:台湾
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国内

年:2025年
展覧会名:SHIBUYA STUDIO -Art Sticker 5th Anniversary-
会場名:PARCO MUSEUM
開催地:東京・日本
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年:2025年
展覧会名:ART@GINZA
会場名:ホテルモントレー銀座
開催地:東京・日本
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年:2024年
展覧会名:ONBEAT Art Show
会場名:阪急メンズ大阪 Contemporary Art Gallery
開催地:大阪・日本
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年:2024年
展覧会名:ART FAIR ASIA FUKUOKA
会場名:福岡国際センター
開催地:福岡・日本
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Awards

年:2017年 多摩美術大学卒業制作展 優秀賞受賞