炭・余白・光 – ヒョーゴコーイチ、足立真輝、官野良太が見つめる自然のかたち

本展では、炭の黒、余白を感じさせる白や生成り、そして光や現象の感覚という異なる要素を持つ3名の作家による作品を通して、それぞれの素材や現象の中にある形、秩序、変化を見つめます。木の壁に囲まれたSeibundo Galleryの空間を舞台に、それぞれの作品が静かに響き合う展示を目指します。

三名の作品には、それぞれ異なるかたちで自然的なものが現れます。ヒョーゴコーイチは、木を炭化させることで、火を経た素材の黒、艶、割れ、時間を作品として立ち上げます。足立真輝は、白や生成り、紙、木、建築的な構造や余白を通じて、身体と空間の感覚を静かに開きます。官野良太は、光、反射、透過、揺らぎといった現象を通じて、物質と自然現象のあいだにある感覚を引き出します。

本展でいう「自然のデザイン」とは、自然を装飾的なモチーフとして扱うことではなく、素材や現象の中にある形、秩序、変化を、それぞれの作家が自身の文脈から捉え直すことを指しています。

木が火を経て炭になること。
紙や木が構造や余白を生み出すこと。
光が反射し、透過し、揺らぎとして現れること。

それぞれの素材と現象による表現を通じて、三名の作品は、自然を風景としてではなく、変化し続ける感覚や関係性として立ち上げます。

展示全体としては、落ち着いた雰囲気の中で自然的なものを見つめる構成を目指します。一方で、それぞれの作品は、炭の強い黒、建築的な余白、光の現象といった明確な特徴を持っています。静かな空間の中に、素材や現象が持つ個性が際立つ展示です。

夏の光と影が強まる季節に、炭の黒、白や生成りの余白、淡い光の揺らぎが静かに響き合う場をつくります。木の壁に囲まれた落ち着いたギャラリー空間が、照明とともに、それぞれの素材の質感を自然に引き立てます。

本展の見どころ

① 木の壁に囲まれた空間が引き立てる素材の表情

Seibundo Galleryは、一般的なホワイトキューブとは異なる、木のボード壁に囲まれた半地下空間です。本展では、その空間性を活かし、炭の質感や白・生成りの余白、光の揺らぎがより豊かに感じられる展示を構成します。

② 炭・余白・光、3つの表現が響き合う展示

炭化した木材、紙や木が生み出す余白、光の反射や透過。それぞれ異なる素材や現象を扱う3名の作家が、一つの空間で交差することで、「自然のデザイン」というテーマを多角的に体感できます。

③ 素材と向き合う静かな鑑賞体験

演出やストーリーを前面に押し出すのではなく、素材・色彩・光・空間そのものに意識を向ける展示です。鑑賞者それぞれの感覚を通して、作品との対話を楽しむことができます。

開催概要

会期2026年7月23日(木)〜8月16日(日)
開廊時間木・金 15:00–19:00/土・日 11:00–19:00
休廊日月・火・水
会場Seibundo Gallery(〒104-0031 東京都中央区京橋2-8-2 京橋MKビルB1F/京橋駅徒歩2分)
入場料無料
レセプション2026年7月23日(木)17:00〜21:00(予約不要)
お問い合わせgallery@seibundo.info(件名:自然のデザイン展について)